「職務経歴書は定期的に更新しといたほうがええで」
新卒の2年目ぐらいで転職していく先輩から言われたときは全然ピンときませんでしたが、転職を2回ほど経験してから振り返ってみると、なるほどたしかにと思うことが増えてきました。
実際、2回目の転職では1回目と比べると驚くほどスムーズに準備ができましたし、自信を持ってプレゼンをすることもできました。
最近、新卒の後輩が職務経歴書を書いたほうが良いと聞くが、いまいちピンとこないという話をしておりまさに過去の自分の境遇を思い出したので、この機会に職務経歴書の重要性や、定期的に更新することのメリットを言語化してみました。
目次
職務経歴書を更新しておいてよかったこと
自分の将来(キャリア)を考える基盤になる
職務経歴を書くことで、自分がどういった経歴(キャリア)積みたいかを考えるきっかけになります。
定期的に見直すことで、指向の変化などにあわせて行動を変えることができ、今の仕事がビジョンにつながっているのかを確認することにもつながります。
実際自分も社内SEからWebアプリケーションエンジニアにキャリアを変えましたが、自分の将来のことを考えた時にもっとテックスキルを伸ばせる環境に身を投じたいと思い転職をしました。
今なら簡単に言葉にできていますが、当時は自分が何をしたいのか、どんなキャリアを積みたいのかをそこまで言語化できていなかったので上記の答えに辿り着くのにもそれなりに時間を費やしました。
ただ、一度キャリアの軸がある程度言語化できると、キャリアプランが少しずつ見えてきます。
今の環境で形成したいキャリアが実現できるのか、ずれてきていないか、そもそもやりたいことが変わっていないかなど、将来の方向性を調整するためにも自身のキャリアである職務経歴をしっかり洗い出すのはとても有意義なことだと思っています。
客観的に自分の強みや弱みが可視化できる
仕事の中でも目標を立てたりすることがあると思いますが、実際に成果をあげられたのであればぜ数値なども含めてまとめおき、職務経歴書に落とし込んでおくと良いでしょう。
自分の職務経歴を書き出すことで、キャリアの棚卸しをすることができます。
これをすることで、自分の強みや弱みを言語化することにつながります。
自分はエンジニアだったので、扱っているスキル(プログラミング言語や取り扱うライブラリ)などが数年間動きがない、逆に深堀りができていないなど、目指すエンジニア像とのギャップなどを図ることに役立ちました。
また、これは人によるかもしれませんが職務経歴書のメンテナンスができていると、自分の居場所や今の役割や立場が見えるようになるのである種の精神安定剤になりますw
逆に書いた職務経歴に不安を感じるようであればある意味チャンスかもしれません。もしかすると、スキル的な弱みがあったり、キャリアパスと仕事内容がミスマッチしているなどの可能性があります。改めて原因をきちんと洗い出してみるのがいいかもしれません。
転職のためだけじゃなく自己評価や考課のためにもなる?
基本的には職務経歴書は転職活動に使うことが想像されると思いますが、転職以外でも実は恩恵があったりすると思っています。
上記にもあるように強みや弱みが可視化できることで、現職の中での役割や仕事内容を調整したりすることにも繋げられる余地もあります。
また、職務経歴に落とし込む上で客観的に成果を説明したり、その際の行動を再現性のある形に言語化したりすることは、人事考課の中でも効果的だと思っています。珍しいケースですが考課に職務経歴書を使うという会社もあるぐらいです。
プロジェクトの詳細を知らない社外の人に対して自分の成果を説明できるようにしておくと、社内の人や上司へもよりうまく自身の価値を伝えられ、評価にも効果があったなぁと実感しています。
まとめ
以上、職務経歴を書いていてよかったと思うことでした。
なぜ職務経歴書を定期的に更新したほうがいいのか、自分の中でも納得度が高まりました。
年を取れば取るほど、職務経歴を作成するのにコストがかかるので定期的に更新することを続けつつ、この記事もその都度アップデートできたらと思います。